忘れ物防止タグ「Tile」がAppleの市場参入からわずか数ヶ月で、会社売却。

Forbesなどメディアが、「落とし物発見タグで有名な『Tile』が、Appleが『AirTag』で市場参入してからわずか数ヶ月で、会社を売却する方針」と報じています。

Tileとは?

Tileとは、鍵や財布などにつけて、Bluetooth通信でスマホと通信して、落とし物を発見する「落とし物発見タグ」と呼ばれるものです。

なくした場合は、スマホのアプリから操作することで、Tileから音を出すことができます。

Tile本体の写真

使い勝手は明らかにAirTagの方が上

TileがあっけなくAppleに市場を譲ったのは、明らかにAirTagのほうが使い勝手が上だからです。

これはあくまで、AirTagとTileの両方使った私の個人的な意見ですが。

AirTagはApple純正アクセサリですので、開封した瞬間、ペアリングされ、iPhoneやiPad, Macにプリインストールされている「探す」アプリから簡単に操作ができてしまいます。

しかしTileは、別途アプリをインストールする必要があり、そのアプリも挙動が不安定でした。

AirTagはアプリを開いたらすぐに現在AirTagのある位置を表示してくれます。

しかしTileは、アプリを起動してもなかなか表示されず、なかなかにイライラします。
待ったのに結局「情報が取得できませんでした。」と表示されることも普通に起こってしまいます。

この要素が一番のボトルネックだと思うんですが、TileとAirTagはどちらもボタン電池を使用しますが、Tileは一癖あって、CR1632なんですよね…

なんでメジャーなCR2032じゃないんだよ!本体サイズ的にCR2032でもいけるやろ! …って思っちゃうんですよね〜
もちろんAirTagはCR2032ですよ^^

いいところは、価格が安いところとAndroidでも使えるところ

Tileにもいいところはあります。
1つ目に、AirTagよりも価格が安いです。単品だと、¥1,528の価格差。4つセットになると、¥6,499の価格差に(11/26現在)。これは結構大きい差です。

「価格が安い」を取るか、「使い勝手」を取るか、ですね。

2つ目に、Androidの方でも使えることです。
AirTagはApple製品ですので、Apple製品でないと使えないのが問題ですね。
「いやいや、前にAndroidでも使えるようにするって報道があったじゃん」という方。そうです。確かにそのような見出しの報道がなされていました。

Appleは、「不正な追跡行為への対策強化のためにAndroid用のアプリの提供をする」と発表しています。
不正な追跡行為とは、ストーカーが相手の居場所を知る目的で悪用することを指します。

AirTagは精度は良いですが、裏を返せば犯罪にも使いやすいというデメリットがあります。

iPhoneには自分のものでないAirTagが検出された場合、iPhoneが通知してくれますが、Androidにはその機能がもちろんありません。

そこで、Android用に見知らぬAirTagを通知してくれるだけのアプリを作ろう、ということです。

なので、そのアプリはすべての機能を備えた「探す」アプリではないことに注意していただきたいです。

まとめ:iPhoneの方は絶対AirTagが良い!

いろいろ長いこと書きましたが、まとめとして、

iPhoneを使っている方はAirTagを是非! 試しに使ってみたい方はTileを1つだけ買うのはいいかも

という感じです。

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